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2005年11月17日 (木)

子供の横顔のこと

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最近、街中ですれ違う子供の横顔が気になります。

「ゲームに向かい、ボタンを押し続ける無表情な横顔」

親と行楽に行く電車の中でも、
夏祭りの露店の脇でもゲームの液晶をにらんでいる。
最近は大人顔負けで携帯をいじっている小学生もいる。
こんなヴァーチャル環境は時代の産物でしょうが、引き替えに、
何か大事なものが失われているような気がします。

そんなことも理由のひとつでしょうか、
子供同士で外で遊ばなくなったといわれますが、拙宅の周りでは子供の歓声がよく聞かれます。走り回って遊ぶ子供の世界が残っているようで、何か救いがあります。


「颯爽と歩く母親の背中を追いながら、
手を引かれることもなく、
フラフラとついて行く寂しげな子供の横顔」

ある時、駅のホームで幼児がホームの端に近づいていったところを、思わず「危ないよ」と声を掛けた。
次の瞬間、子供の前を歩く母親は、振り返りざま、子供をつかまえひととおりの決まり文句を並べ、ただ呆然とする子供の横顔。
ディスカウントストアで、若い母親と子供の二人連れとすれ違ったと思ったら、次の瞬間、棚の交差点で左右を見回し、「無言」で母を捜して走り回る子供の横顔があった。
どう見ても、いつもどこかで置いて行かれる宿命を自覚している。

せめて、歩けるようになったら、手を引いて歩こうよ。
強い子、賢い子もいるでしょう。
だけど、きっと手を引いてくれる、親の手の温もりを捜してますよ。
温もりを捜しているのは、今なんですよ、きっと。

親の視線にも入らないところを、
ペットのようについて行く子供の後姿は何か悲しい。

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