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2006年4月26日 (水)

パラサイト*Winnyの怪 

WinnyなどのP2P型ファイル共有ソフトを利用して、
匿名で著作権侵害行為が可能であることの実態や、ソフト開発者の幇助容疑についての論議はひとまず傍らに置いおいても、
流出原因とされる「ウイルス情報」や、「情報流出」報道があってもなお、情報流出(報道に至っていないものは計り知れない)が続くのは驚き以外何物でもないですね。

情報流出があった職場で、多くのWinny環境ユーザーが発見(?)されたとの報道もありますが、あたかも私有パソコン環境に寄生する、切るに切れないパラサイト生物のようです。

私有パソコンで業務上のファイルを処理することは、
誰しも経験があるところだとは思いますが(目的外使用は論外ですが)、これだけの情報流出報道がされる中、「Winny」環境を分離(廃棄)せず、業務処理環境と共存させておくこと自体、リスク管理意識を持ち合わせているのか疑問が残るところです。
ヘビーユーザーなら、専用パソコンを用意して隔離しそうなものですけれども...。奨励している訳ではありませんが...(¨;)

管理者側の手だてとしては、
私有パソコンでの業務処理を禁止する方向にあります。
職場に私有パソコンを持ち込む時代ではなさそうですが、実際のところ、所有者の便宜な処理環境が揃っているわけで、家庭での業務処理の禁止(データの持ち出し禁止)をどこまで貫徹できるか疑問が残るところでもあります。(本来、不特定の私有パソコンで処理したファイルを、任意に職場のネットワーク環境に戻すこと自体問題をはらむことも事実ですが...)
残る手だてとして、Winny環境を使用しない旨の誓約書や、企業間の念書のようなものも存在し、損害発生時の責任関係を明らかにする方向にあるようですが、
ソフト・ハードの利用について様々な制約を加えた、タイトな利用環境下でのリスク管理と、フレキシブルな利用環境での利便性との均衡が模索されるのは、悩ましいところでしょう。

正直言って、
過去にWinny環境とそのメリットを調べたことはありますが、利用目的に関する違法性の認識というよりも、現在のインターネット環境下で半自動のファイル交換をおこなうリスクと、その管理可能性、そして僅かばかりのメリットとの比較考量の結果、結局、上手にやっている人の話を聞く側に回ることにしました。スキルの問題かも知れませんが、それが私のリスク管理です。

一般的に、リスクの許容ということはどんな局面でも迫られることですが、Winny環境下での情報流出問題は、ネット環境下における一般ユーザーのリスク管理意識のトレンドと、ネット社会の脆弱さの一面を顕在化させたと言えるでしょう。

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