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2009年5月27日 (水)

雑感*新型インフルエンザのこと

昨日、通りすがりに、都心のターミナル駅付近にあるドラッグストアをのぞいて見ましたが、品切れ、入荷日未定であったマスクや消毒液が再び出回っていました。地域の事情は異なるとしても、やや、落ち着きを取り戻したところでしょうか。

企業の社内備蓄や、ネットオークションに出品して差益を狙う個人的な購買もあったようですが、いかに自由経済とはいえ、結果として、個別の対応を試みた一般家庭に、不安と混乱をもたらしたことは事実でしょう。供給能力が上回っていればいいだけの話かもしれませんが、自主規制、若しくは行政による介入が必要なケースがあるかも知れません。

マスクについて見れば、発症している方が、自らウイルスを拡散させることがないよう使用することに、第一義的なメリットがあることが言われますが、この点も、当初の厚生労働省の広報では明確ではなかったことが、混乱の要因のひとつであったと考えます。個別の家庭において、外出時のリスク削減を図ることに異を唱えるものではありませんが。

水際対策に軸足を置いていたことは、秋口の流行時期を前に早急に総括する必要がありそうです。潜伏期間の関係上、発症がないまま入国するケースについては、保健所等の追跡調査も行われているようですが、その後の発症の有無の把握については、完璧を期しがたいのも事実でしょう。発症を前提にした国内医療への軸足のシフトも指摘されますが、政府が予定した発熱センター・発熱外来の枠組みで処理できる段階は、ごく初期に限られることも明らかになったように思います。罹患した場合、重篤化の可能性が高い方々への迅速且つ積極な対応が鍵であるように感じられますが。

報道においても、パンデミックという言葉が一人歩きしている感がありますが、一般市民が、感染のリスクを理解しながら通常の経済活動を維持するためには、必要時に、実際に機能する医療体制の構築と、一般家庭においても、前述の衛生用品等の入手に差し支えが生じないと理解される(信頼される)ことが、前提条件となると考えます。

政府は、その前提条件の整備とともに、網羅的な感染事例の広報ではなく、適時に対応の指針を指し示す、整理された情報を提供する責務を負っていることは明らかなことでしょう。

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