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2011年11月 3日 (木)

雑感*よみがえる時の手触り

作家である北杜夫氏の訃報が流れた。
個人的には、文学を語る素養は持ち合わせていないものと自覚しているが、同氏は一番近いところにあった作家であったと言える。
余談ながら、私の文体は、その影響の下にあるようでもある。

学生のころ「どくとるマンボウ青春記」を手に取ったことが、その始まりだった。最近、押し入れの奥に、何冊か取り置いてあるのを発見したばかりだった。「どくとるマンボウ」を冠した、航海記、昆虫記、小辞典、青春記、追想記がそれである。学生時代、同氏のやや不可思議な視線や感性に共感を覚えた。私の感性にも少なからず影響を与えたが、それは私個人の歴史となって刻まれた。
同シリーズは、紙の装丁の上に透明なビニールカバーが掛かる、ちょっと珍しい装丁で、うっすら茶色がかった背表紙は、そこに刻まれた時の流れを感じる。

その他、現在でも「楡家の人びと」「白きたおやかな峰」「或る青春の日記」の3冊が書棚に残る。「幽霊」も手に取った記憶があるが、整理したものか、何故か見つからない。

ご冥福をお祈りしたいと思う。
                                 

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