« 筑波山*駅からハイキングへ | トップページ | 外秩父七峰縦走ハイキング大会のこと »

2012年3月24日 (土)

ユベール・ロベール-時間の庭

Image0002美術展の前売券というものを、初めて買ったような気がする。そろそろと思い、前売券を取り出して上野の国立西洋美術館に向かった。

今回のユベール・ロベールが追い求めた、ローマの古代遺跡を中心にしたモティーフには、以前から、何故か心を揺さぶられる。

ローマの衰亡の歴史へのアプローチには、打ち捨てられた遺跡が語るものを手繰ることが、常であったが、本美術展の作品を見て、やや異なるアプローチを抱いた。作品は実景と、空想的風景がある。18C のユベール・ロベールの視点で描かれる作品に中には、その廃墟、若しくは廃墟と自然で構成される世界に生きる人物像と、彼らにとっては、歴史のひとこまに過ぎないかのようなローマ遺跡の存在を感じる。当たり前のことかもしれないが、その絵画の中で生きる人物像が、その世界に脈動を与える。廃墟は、彼が描く空想的風景画の背景としてのみ生命を与えられているかのようにも見える。

油彩の展示が主体ではない。サンギーヌ(赤チョーク)素描を中心としているのが、慣れないといえば確かに慣れないのだが、その筆致を見ると、画家が作品に取り組み、描き上げる、その場に立ち会うような緊張感も感じる。観客としては、いわば完成された油彩とは違うアプローチが求められるところか。

|

« 筑波山*駅からハイキングへ | トップページ | 外秩父七峰縦走ハイキング大会のこと »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/152557/54282841

この記事へのトラックバック一覧です: ユベール・ロベール-時間の庭:

« 筑波山*駅からハイキングへ | トップページ | 外秩父七峰縦走ハイキング大会のこと »