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2012年12月23日 (日)

雑感*東京駅復元

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東京駅丸の内駅舎の保存復元工事が終了し、完成記念のプロジェクションマッピングという手法によるライトアップ・イベントが報道されていた。

丸の内駅舎は、1914年(T3)の開業当時の姿を取り戻した。
高層ビルの谷間に、当時のディテールを見ることができることは、それなりの感慨を生む。しかしながら、時代を巻き戻して、時の経過をキャンセルすることには、無意識の上で、そこにそれなりの意義を求めているのも事実である。むろん、保存工事に十分な配慮が行われたことの意義は理解するのだが。

正直、それ故、保存・復元工事が終了した駅舎をプロジェクションマッピングのスクリーン代わりに、華やかなライトアップ・イベントが行われるのを見て、これを素直に受け止められない。明治期の発展過程において、第一人者の辰野金吾により設計され、開業以来、交通の要衝として役割を果たし続けてきた歴史的建造物の姿が、後世の都合により、このような視点から注目を浴びることには、一抹の悲しさを覚えた。

彫りの深いディテールを、静かにライトアップする姿には、流れる時を刻んできた、その歴史的存在に対する敬意を感ずる。復元の成果は、そこに求めたい。

建て替えではなく、保存・復元の道を選ぶことの難しさを感じる。
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