千駄木*旧安田楠雄邸を訪ねて
暑さが一休みした18日、
(財)日本ナショナルトラストが管理する千駄木の旧安田楠雄邸を訪ねました。
実は二度目の訪問になりますが、来歴の紹介は、前回の記事から引用します。
建築の風景*千駄木・旧安田邸
今回は、「防空壕」の公開という企画もあり、また、暑さも一休みとなりましたので街歩きの虫が騒ぎだし、えいやっと出かけた次第です。
特別企画のためか多少混雑していましたが(夏休みもあってか)、大正期の近代和風建築として都心に現存し、生活を営んでいた方々の生活の息吹を感じることが出来るという意味では、大変貴重な存在であると思います。
邸宅を概観してみますと、
東西に長い敷地いっぱいに日本家屋が連なり、北側に面した長い廊下には採光と通風が意識された窓が続きます。
南側は、採光が意識されたサンルームや和室の配置の中に、広がりのある空間が構成されています。
敷地を生かした全体の構成には安定感と完成度を感じますとともに、僅かな修復を除いて現況を維持し、一般公開できることは意義のあることと感じます。
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